この創作展は、(一社)大分県建築士事務所協会が主催し、大分県教育委員会の講演をいただき、県内の工業高校で学ぶ学生を対象として、建築を通じて夢を創造させ、また、建築技術者として将来の夢を育んでもらうことを目的に、昭和51年から続けられて、本年で42回目となります伝統的な顕彰制度です。
本年は、「成長・創造する大分の家」を設計課題に挙げ、県内の3つの工業高校から27作品の応募がありました。
審査は、日本文理大学の島岡成治教授が委員長を務め、委員は大分大学の鈴木義弘教授、(公社)大分県建築士会の井上正文会長、大分県教育庁教育財務課の森崎純次課長、大分県土木建築部の宮本吉朗建築住宅課長、樋口邦彦施設整備課長、当協会からは仲摩和雄会長と河村晃文副会長があたりました。
審査会及び表彰式は下記のとおり開催されました。
1 開催日時
⑴ 審査会
日時:平成30年2月13日(火)10:00~
場所:大分市 アートプラザ 研修室
⑵ 表彰式
日時:平成30年2月23日(金)14:00~
場所:大分市 大分県庁新館13階 131会議室
2 受賞者
⑴ 大分県教育委員会教育長賞
大分県立大分工業高等学校 赤 峯 詩 織 さん
同 池 邉 絢 音 さん
⑵ 優秀賞
① 大分県立鶴崎工業高等学校 竹 尾 圭 吾 さん
② 大分県立鶴崎工業高等学校 久 保 抄 喜 さん
⑶ 佳作
① 大分県立日田林工高等学校 髙 村 翔 さん
② 大分県立日田林工高等学校 長谷部 沙 樹 さん
③ 大分県立鶴崎工業高等学校 吉 良 沙亜矢 さん
④ 大分県立鶴崎工業高等学校 中 西 陸 さん
⑤ 大分県立大分工業高等学校 髙 司 れ な さん
3 平成29年度大分県工業高校建築設計卒業創作展課題
「成長・創造する大分の家」 家を取り巻く状況は、その内においても外においても常に変化しています。 まず、内において、そこに住む人々が日々成長・変化します。子供の誕生・成長、また人が青年期、壮年期、老年期と生きていくのに応じて、家族構成もその生活パターンも変わり、そのため、住まいのそれぞれの場所の意味も変化することになるでしょう。 また、外においては、高齢化や急激な人口減少が地方へ与える影響が危惧され中、「地方創生」が叫ばれています。この状況は、家を取り巻く環境や都市のあり方を大きく変えていきそうです。家においても、地域の産業やコミュニティーの持つ意味が改めて問われ、そのための住まいの在り方が求められるかもしれません。その時、一つの家に住む家族の広がりにも変化が見られるかもしれません。いずれにせよ、家の外との関わりの変化が新たな町並をつくりだす可能性があります。 家の内に注目するのも外に注目するのもよいでしょう。この大分において数十年先を見通した魅力的な住まいを提案してください。
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