この創作展は、(一社)大分県建築士事務所協会が主催し、大分県教育委員会の講演をいただき、県内の工業高校で学ぶ学生を対象として、建築を通じて夢を創造させ、また、建築技術者として将来の夢を育んでもらうことを目的に、昭和51年から続けられて、本年で44回目となります伝統的な顕彰制度です。
本年は、「地産・地“生”~おおいたの家~」を設計課題に挙げ、県内の3つの工業高校から29作品の応募がありました。
審査は、日本文理大学の島岡成治教授が委員長を務め、委員は大分大学の鈴木義弘教授、(公社)大分県建築士会の井上正文会長、大分県教育庁教育財務課の佐藤誠一郎課長、大分県土木建築部の樋口邦彦建築住宅課長、中園幸治施設整備課長、当協会からは仲摩和雄会長があたりました。
審査会及び表彰式は下記のとおり開催されました。
1 開催日時
審査会
日時:令和2年2月12日(水)13:00~
場所:大分市 アートプラザ 研修室
表彰式
日時:令和2年2月20日(木)10:00~
場所:大分市 大分県庁新館5階 51会議室
2 受賞者
大分県教育委員会教育長賞
大分県立大分工業高等学校 臼 杵 有 実 さん
優秀賞
大分県立鶴崎工業高等学校 山 﨑 亜 美 さん
大分県立日田林工高等学校 中 尾 未 来 さん
- 佳作
大分県立日田林工高等学校 吉 田 奎 央 さん - 大分県立大分工業高等学校 西 本 翔 哉 さん
- 大分県立鶴崎工業高等学校 堀 田 林 花 さん
- 大分県立鶴崎工業高等学校 堤 内 晴 海 さん
奨励賞
大分県立大分工業高等学校 市 川 聖 大 さん
3 令和元年度大分県工業高校建築設計卒業創作展課題
「地産・地“生”~おおいたの家~」 地“生”としたのは、家とは人々の「生活」の場所であるとともに、そこに住む 人々の「生」のあり方が現れるものと考えるからです。 さらに付け加えれば、それはそこで現に住んでいる人々のものばかりでなく、歴 史的に変化しながらも、過去から受け継ぎ未来へと伝えるものも含んでいると言 えるでしょう。 そこで、地産とは、大分または大分の各地で産まれた<何か>と考えてくださ い。もちろん、木や竹や石や土など家の素材となるものも含め、地域の産物とし てもよいですし、そのような産物をもたらす地域の産業、祭りなどの地域の文 化、あるいは歴史的に形成されてきた地域の街並みやまちの雰囲気と広げて考え ても構いません。 地域で産まれた<何か>を単に利用、消費するのではなく、その地域で生(活) かすことによって私たちが地域にできる、また逆に地域を生(活)かす、そのよ うな「おおいたの家」を提案してください。
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